久しぶりに

「清書していない自分の論文の下書き」を読み直してみたのだけど(一年ぶり?)、我ながら難しかったです。僕はあまり先例のない色々な難しいことを考えていたみたいです。手元に資料がないのでまだ何も出来ないのだけど、全部書き直すと思います。もう少し短くて易しい文章にしたいです。
僕は「現代音楽、特にケージ好き」ということにしているけど、最近は「ケージ以降の音を使用する諸芸術の動向」に関心があるので、いわゆる「サウンド・アート」にも興味があるのだけど、この時点で、僕の能力とは関わりなく、日本で数本の指に入ってしまいます。下手すりゃ世界でも少数の指ですみます。ケージに関心がある時点で少数派なんだけど、僕も自分が好むものをコントロールすることは出来ないわけです。だから僕は「音響生理学(の発生プロセス)」とか「音響物理学(の発生プロセス)」とか「いわゆる音響テクノロジー(の発生プロセス)」とか「二十世紀の音楽(と文化事象一般)」とかに詳しいわけです(これは多数派の知識のはずです。)。
体系的な知識や方法論等が全く蓄積・整備されていない分野なのでひたすらマイナーなのだけど、だから制度的にも全く資本が投下されていないし(なので自分が少数派なことにプライドも安心感も持てないのだけど)、僕はまだ、自分の何が売り物になるのか、見当もつきません。だからあと10年くらいは凄い苦労すると思います。でも、苦労とか「修行」は死ぬまでするもんなんだそうです。
僕より詳しい人も幾らでもいると思うけど、僕もそれなりに詳しいので、学部生レベルだったら、いくらでも相手ができるとは思います。