今日の用事

がなくなったので、「もののけ姫」を見てみました。初めて米良美一の主題歌を聞きました。
僕はマクルーハンじゃないので、アニメはlow-definitionだから受容者の参与度は高いけどcool mediaだ、とかは思わないけど、岩を擦る足跡の音は自分で勝手に補填しているしまあそうなんだけど、「アニメ」の中ではhigh definitionなんだろうなあ、と思いました。参考書としては、参考書として作られているし、テレンス ゴードンのもののほうが出来は良いと思います。あれがマクルーハン的でモザイク的かどうかはともかく。腕や首が飛んでいくアニメ画像は珍しいと思います。
「エボシ」は「クシャナ」で、怨みや憎しみを身に引き受けつつも生きる人間の知恵を称揚したいらしく、神様も森も死ぬし全て終わりになるけど、人間が生きてたら何とかなるらしいのだけど、アラブ世界がモデルじゃなくなったみたいで、前弥生時代と戦国時代がモデルらしく、中国には明の国があるけど、石火矢がありました。人間の言葉(日本語)を話す動物って不思議だなあ、と思いました。「知性ある生命体」というより「人間」にしか見えません。ミワアキヒロがどれか分からなかったけど、たぶん「サン」の母親だったんだろうと思います。俳優が声優をすると、誰が誰かよく分かりません。
アニメは、全ての音がゼロから作られるので、どの程度のものが「現実」として認識されているかを測るのに都合が良いのだけど、動物の足音と歩く映像くらいあわせてあげたら良いのに、と思いました(「サン」の家から出て行く時。)。

もののけ姫 [DVD]

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マクルーハン (ちくま学芸文庫)

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シュナの旅 (アニメージュ文庫)

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